この一帯の朝の食卓は、かつて雲南とビルマの国境の村で食べられていたものです。 米干(ミーガン)は、米の粉を薄く蒸して、幅広に切った麺です。平鎮の忠貞市場のまわりには、米干の店が軒を連ねています。…
この一帯の朝の食卓は、かつて雲南とビルマの国境の村で食べられていたものです。
米干(ミーガン)は、米の粉を薄く蒸して、幅広に切った麺です。平鎮の忠貞市場のまわりには、米干の店が軒を連ねています。
食べ方の順序をひとつ。運ばれてきた碗には、澄んだスープに米干、上に肉のそぼろや刻んだ香草がのっています。まずスープを一口。それから、卓上の唐辛子や酸っぱい漬物を好みで足します。辛さと酸っぱさが加わると、雲南の味がはっきりと輪郭を持ちます。
豌豆粉(ワンドウフェン)は、えんどう豆の粉を固めた、黄色い豆腐のようなものです。切り分けて、たれをかけて食べます。
故郷に帰れなかった人々は、故郷の朝ごはんを、ここで作り続けました。
いまでは、台湾のほかの町からも、この味を求めて人がやってきます。
朝の早い時間ほど、店先の湯気は濃くなります。