この町の豆干は、河港の町の職人たちが、大漢溪の良い水を使ってつくったのが始まりだと伝えられています。 豆干(ドウガン)は、豆腐を押し固めて水気を抜いたものです。大溪の豆干は、表面が褐色に染まり、中はしっかりと弾力があります。…
この町の豆干は、河港の町の職人たちが、大漢溪の良い水を使ってつくったのが始まりだと伝えられています。
豆干(ドウガン)は、豆腐を押し固めて水気を抜いたものです。大溪の豆干は、表面が褐色に染まり、中はしっかりと弾力があります。
色の秘密は、煮汁です。醤油や砂糖、香辛料で煮込み、表面を染めていきます。店ごとに煮汁の配合が違い、それがそのまま店の味になります。
老街を歩く人が、手土産に買っていく。いまでは、豆干はこの町の代名詞のようになっています。
食べ方の順序をひとつ。まず、薄く切ったものをそのまま一口。甘辛い味が先に来て、あとから大豆の香りが残ります。次に、屋台で温めたものを。熱を通すと表面が少し柔らかくなり、煮汁の香りが立ちます。
店先には、串に刺して焼いたもの、細く切って和えたもの、干して硬くしたものが並びます。
老街の角の店で、まず一片。歩きながら食べるのが、この町の流儀です。
Photo: bryan... from Taipei, Taiwan /
Wikimedia Commons.jpg) (CC-BY-SA-2.0)