鍾肇政文學生活園區 ― 三つの言葉を生きた作家

鍾肇政文學生活園區 ― 三つの言葉を生きた作家

この木造の家々は、日本統治期に学校の教員が暮らした宿舎で、戦後、一人の作家が住んだ場所です。 鍾肇政(ジョン・ジャオジェン)は、一九二五年、この龍潭で生まれた客家の作家です。日本語で教育を受けて育ち、戦後、中国語を一から学び直して小説を書きました。…

WOUDiO上の多言語AIオーディオガイド(PWA)のコンテンツです。WOUDiOは世界初の募金機能付きオーディオガイドを備えたプラットフォームであり、聴きながらそのまま文化施設への募金が可能です。以下は当該ストップの説明・詳細・ナレーション原稿です。
この木造の家々は、日本統治期に学校の教員が暮らした宿舎で、戦後、一人の作家が住んだ場所です。 鍾肇政(ジョン・ジャオジェン)は、一九二五年、この龍潭で生まれた客家の作家です。日本語で教育を受けて育ち、戦後、中国語を一から学び直して小説を書きました。 母語は客家語。学校の言葉は日本語。そして、書くための言葉は中国語。三つの言葉のあいだを生きた人でした。 代表作『台湾人三部曲』は、日本統治期から戦後にかけての台湾の人々の暮らしを、何世代にもわたって描いた大河小説です。教壇に立ちながら書き続け、のちには客家の文化を守る活動にも力を注ぎました。台湾文学の土台を築いた一人として、いまも読み継がれています。 二〇二〇年、九十五歳で亡くなりました。 宿舎の縁側には、庭の木の葉が、午後の光を細かく揺らして落とします。 三つの言葉を行き来した手が書いた物語は、いまも、この土地の言葉で読まれています。

https://woud.io/taoyuan/ja/13