春から初夏にかけて、小網代の谷は、野鳥たちの賑やかなさえずりにつつまれます。メジロ、ホオジロ、シジュウカラ、エナガ。中でも最も賑やかなのは藪に暮らすウグイスたち。小網代の森では、おそらく数十羽のウグイスの雄たちが暮らし、見事なさえずりで、縄張りを宣言し合っているのです。そのウグイスたちの巣に、自分の卵を預け、子育てを押…
春から初夏にかけて、
小網代の谷は、野鳥たちの賑やかなさえずりにつつまれます。メジロ、ホオジロ、シジュウカラ、エナガ。中でも最も賑やかなのは藪に暮らすウグイスたち。
小網代の森では、おそらく数十羽のウグイスの雄たちが暮らし、見事なさえずりで、縄張りを宣言し合っているのです。そのウグイスたちの巣に、自分の卵を預け、子育てを押し付けてしまうこまった野鳥、ホトトギスも小網代の住人です。6月の小網代の森には、ウグイスのさえずりと、ホトトギスの鳴き声の響き渡る不思議な空がひろがるのです。
一年を通して、小網代の森、
湿原、
干潟には、各種のタカの仲間も登場します。いつも目に付くのはトビ。悠々と上空を滑空する姿はまことにみごとというほかありません。オオタカ、ハイタカ、ノスリも登場し、ハシブトガラスたちとしばしば空中戦をくりひろげます。森の夜にはフクロウの鳴き声も響きわたり、ノネズミやクリハラリスを恐怖させる時間が広がります。小網代湾の上空には、おりおりに、ハヤブサや、大きな白い海の鷲、ミサゴが登場することもあるのです。
時期: 春〜初夏がにぎやか(タカ類は通年)
小鳥: メジロ、ホオジロ、シジュウカラ、エナガ、ウグイス、ホトトギス
猛禽など: トビ、オオタカ、ハイタカ、ノスリ、フクロウ/小網代湾上空にミサゴ、ハヤブサ
場所: 森・
湿原・
干潟・小網代湾の上空
観察のコツ: 耳をすませて、さえずりや鳴き声に注目
所在地: 神奈川県三浦市三崎町小網代
地図:
小網代の森マップ
公式サイト/Official Site:
小網代の森(神奈川県)
原稿監修 : 岸由二 (慶應義塾大学 名誉教授)
写真 : 柳瀬博一 (東京科学大学 教授)
プロデューサー :
太刀川英輔 (
NOSIGNER代表・慶應義塾大学特任教授)
発行 :
NOSIGNER・NPO法人 小網代野外活動調整会議